ヴィーナス5
ホーラの衣装をさらに加筆しました。 腕のあたりは肌が透けて見えるように
描いたのですが・・・ホント難しいです。
ボッティチェリは初期ルネサンスの巨匠なのですが、その人生の晩年は
悲惨なものになったようです。
貧困に苦しみ、二本の杖がなければ歩くこともできなくなりました。
キリスト教の暗い絵画から、ギリシャ神話を題材に愛を追求したルネサンスでしたが、
メジチ家のロレンツォの死により修道士が再び政権を取ったのです。
ボッティチェリも修道士の教えに心酔し、自ら作品を焼いてしまったと言われています。
ボッティチェリの絵は・・・後の画家からあまり模写されていません。
有名な画家で「ヴィーナスの誕生」を模写したものが存在するのは「ギュスターヴ・モロー」です。
「ボッティチェリ ヴィーナスの誕生」模写1859年 ギュスターヴ・モロー