ヴィーナスの誕生

お正月休みを利用して、新たな絵の制作に入りました。

ヴィーナスの誕生

ルネッサンスの巨匠サンドロ・ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』です。

ボッティチェリーとは・・・「小さな樽」というあだ名です。
お兄さんがとても太っていたので、弟は小さな樽になったようです。

イタリアのフィレンツェの生まれで、メディチ家がバックアップしていました。

ヴィーナスの誕生

3日間かけて・・・下絵のだんかいですが、うっすら全体像が見えてきました。

このヴィーナスのモデルになったのは、ボッティが理想の女性と絶賛する

シモネッタ・ヴェスプッチ嬢です。

残念ながら・・・22歳で肺結核により亡くなってしまいます。

☆ルネッサンスで何が変わったのか?
  15世紀以前の絵画は、キリスト教文化に支配されていたので
  官能的裸体表現などは規制されていました。
  それを変えたのがこの時代、15世紀の半ばには・・・教会だけでなく・・・
  貴族や商人たちが裕福になり、画家に絵を注文するようになったのです。
  
  富豪の注文は美しいものを欲したので、古代ギリシャ神話を題材にした
  明るくリアルな肉体美を表現するようになったのです。

  16世紀になるとダヴィンチやラファエロが「理想美」「遠近法」を駆使しますが
  その手前なので、古代ギリシャ美術の「黄金分割」と身体をS字にくねらす
  ポーズで官能表現をしています。

明日は絵具を買って、いよいよ本塗りに入ります。完成は・・・3か月をめやすに

頑張りたいと思っています。  


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2013年01月06日 Posted bymakoto at 14:07 │Comments(0)art

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